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アフガニスタンでは国中がEidを祝うために、買い物が全面停止

2007年12月17日(The Canadian Press)

最近は羊の行商人や買い物客であふれかえっているカンダハールの通りが、アフガニスタン中のイスラム教徒がEid al-Adhaを祝うために落ち着くので、静まりかえっている。

アジアの他の場所と同様、Ibrahimが息子のIsmaelをAllahのための生贄に進んで捧げたことを記念するこの宗教的な祝日は、アフガニスタン人にとって大きな行事である。

この祝いの時期は宗教指導者による太陰暦の解釈に基づいて決められる。多くのイスラム教徒にとり、Eidは木曜日に始まるが、期待はもっと早くから高まっていた。

祝日までの数日間、何千人ものカンダハール市民が伝統にしたがい、マーケットで生贄用の羊と新しい衣服を買い求めた。

イスラム教徒は羊を生贄にすることを求められる。最初の部分は貧しい人々に与え、2番目は友人に与え、最後は自分の家庭のために取っておく。資金的にほとんど買うことの出来ない者も、マーケットに行って、滅多にないバーゲンを探す。

そのようなわけで、カナダ部隊が過去2年間拠点としてきたこの都市の通りは、文字通り羊で埋め尽くされる。商売に抜け目のない羊飼いたちが利益を上げようと努めるのである。

「この数日、商売は非常に調子が良い。」と羊の仕事を10年間やっている42歳のAhmadullaは語った。

「金はあまりないが、この商売は少額でもできる。家族をあと1年間食べさせる絶好の機会だ。」

いつもは羊の仕事に携わっていない人でも、祝日の前に少数の羊の群れを安く買い、後日儲けを上乗せした値段で売るということは、珍しくない。

北米の聖バレンタインデーに1ダースの茎の長いバラの花の値段が、一気に値上がるように、羊の値段もEidに跳ね上がる。通常100ドルの値の羊が、祝日期間中は2倍の値段になる。この現象は、とくに肉屋を悩ませる。

しかし、高値はEidへの喜びと期待を損なうことは少しもなかった。

「お父さんがEid用に靴と服を買ってくれた。」と喜びに満ちた12歳のHalimaは言った。「買ってもらって、すごく嬉しい。」

話すのをためらい、名前を明かさなかったブルカを着た女性は、彼女も自分と娘のために新しい服を買うところだと語った。

「私の夫も私のための買い物をしてくれますが、本当のところ彼の趣味は好きではありません。」と彼女は語った。

アフガニスタンの首都カブールのモスクでは、宗教指導者たちがアフガニスタン人に仕事のない人のため、そして暴力が減るように祈ることを求めた。モスクを訪れる人々は、余分のお金をモスクの外にいる物乞いの人々に与えた。

「アフガニスタンは多くの紛争を経験してきた。今日、我々はアフガニスタンに一致団結を求める。この国では多くの人が失業中である。彼らのために祈りなさい。」とシーア派のモスクの宗教指導者であるShah Sayed Wahidiは語った。

ハミド・カルザイ大統領は米国と同盟国軍に対し、アルカイダ及びタリバン武装勢力との戦いを、アフガニスタンの国境を越えて実行するようにとの呼びかけを繰り返した。水曜日に大統領宮殿で行われた演説で、カルザイ大統領はアフガニスタンがテロの隠れ家を提供しているのではなく、テロの犠牲者であると語った。

「我々はテロとの戦いが、彼らの隠れ家まで、そして訓練センターまで追求していくことを望む。」とカルザイ大統領は語った。彼は特定の国名を挙げることはしなかったが、アフガニスタン政府当局者がそのようなコメントをするときは、パキスタンを意味している。

カルザイ大統領の言及は、アフガニスタンの東の隣国に対する数か月ぶりの公式な非難であった。

アフガニスタン当局は定期的にパキスタンを、武装勢力の訓練と抜け穴だらけの国境を越える移動を十分に取り締まっていないとして非難している。

パキスタンのムシャラフ大統領は、タリバンの戦士たちがアフガニスタンに越境していく前に、パキスタン国内を安全地帯として利用していることを認めている。

カルザイ大統領の発言は、米国がアフガニスタン国内における戦略を見直していると伝えられた時期になされた。アフガニスタンは2001年に米国主導の侵攻によってタリバンが追放されて以来、最も暴力的な年を経験したところである。

約6300人の人が今年反乱に関連した暴力によって死亡した。そのほとんどは、武装勢力であった。2002年にカナダがアフガニスタンで作戦を開始して以来、73名のカナダ軍兵士と1名の外交官が亡くなった。