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JICAがカブール再建を支援するための契約に調印

2007年12月21日(JICA)

それは世界で最も古い都市のひとつであり、3000年以上の歴史を持ち、南アジアと中央アジアの主要な交易路にまたがり、モンゴル帝国からソビエト連邦までにわたる侵略者たちの戦利品であった。

カブール市は紀元前2000年から1500年の間にカブール川のほとりに、そしてヨーロッパ、中東、中央アジア、インド、パキスタンを結ぶ重要なKhyber峠の近くに、作られた。

1504年には、征服者Baburによりモンゴル帝国の首都に定められた。激動の歴史の中、1738年にはペルシャの支配者Nadir Shahに捕獲され、1770年代には独立アフガニスタン国家の首都となった。それから19世紀にはこの地域の支配権をめぐる英国、ペルシャ、ロシアの覇権争いの焦点となり、1979年にはソビエト軍に占領された。

1989年にソビエトが撤退すると、カブールは最も悲惨な内戦を経験し、さらにタリバン政府が政権を実効した後、5万人以上の人々が市街戦で亡くなった。道路、電気、水道、電話網、会社そして家庭が破壊され、カブールは骸骨のようにボロボロになり果てた。

この廃墟と化した都市は、やがて米国主導の軍により2001年に「解放」された。

新政府発足後、カブールはゆっくりと復興し始めたが、いまや破壊されたインフラを修復し、数十万人の帰還難民に住居を与え、急発展している産業界に便宜を図るという膨大な問題に直面している。

日本国際協力基金(JICA)が12月に、政府がこのアフガニスタンの首都を再建するための詳細な計画を策定するのを支援するために、「カブール首都圏のマスタープラン作成」という契約に調印した。

これは水道供給、交通、電力、その他のインフラを復活させるという2008年3月にスタートする包括的なプランでJICAの緒方貞子理事長の1週間の訪問中に署名された。

JICAは世界中で同じようなプロジェクトに関与しており、ベトナムの首都ハノイのための、まもなくやってくる1000周年に間に合わせるための詳細な計画を作成するプロジェクトも含まれている。

緒方理事長の2度目のアフガニスタン訪問となる12月11日から15日の訪問中に、彼女はハミド・カルザイ大統領と会談し、政府が女性に与える最高位の勲章Malalai Heroine of Maiwand War勲章を授けられ、最近数年間の復興を検討し、数か所のJICAプロジェクトを視察した。

JICAは過去5年間アフガニスタンで活発に活動しており、その分野は保健やとくに教育などで、前タリバン政権下で教育の機会を与えられなかった女子の教育参加の拡大を奨励することも含まれている。

会談の中で、そして全国放送されたテレビ出演で、緒方理事長はアフガニスタンが着実に発展しており、とくに2004年の状況と比べるとそうであり、いまや再建の期間からもっと長期的な発展の時期に移行したと語った。