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アフガニスタンの寡婦たちが自分たちの手で生活を支える

2007年12月6日(Xinhua)

「未亡人の生活がどんなに惨めなものか、誰にもわからないでしょう。」とアフガニスタン人の未亡人で元難民のFatima Akbari(42歳)は語った。

Akbari夫人は、12年前に家族で唯一の稼ぎ手だった夫をタリバンに殺された後、3人の子供を食べさせて育てるためにイランに移住した。そして2004年に帰国し、1年後に収入を得るために木工のための学校を設立した。

この木工学校はアフガニスタンの首都カブール市内にあり、土の塀に囲まれた中庭にある。校長であるFatimaはその中庭でXinhuaに対し、この職業訓練施設は国際的な団体の支援を得て、未亡人となった女性に自分の手で生計をたてることができるように無料で木工のための教育を行っていると語った。

「アフガニスタンの女性はいったん未亡人となると、自分の実家からも夫の実家からも歓迎されなくなります。」とFatimaは目を輝かせて語った。「自分自身に頼るしかないのです。」

難民として隣国イランで、いくつもの建設現場で何年間も働き、Fatimaは木工の技術を身につけた。アフガニスタンではそれは通常男性の仕事とされている。

3年前に母国に戻り、Fatimaは計画を立て、それは木工の職業訓練センターとして実現した。

「私たちは自分の手で価値を作り出し、自分のための収入を稼ぐことができます。」とFatimaは語った。「私はこの点を女性たちに理解して欲しくてこの学校を始めたのです。」

保守的で、何十年もの戦争と党派間の争いと内戦を経験してきたアフガニスタンにおいて、女性は経済力、社会的権利の観点から最も弱い人々のグループのひとつである。

2001年に米国主導の侵攻によって崩壊したタリバン政権はその6年間の支配の間、女性を家庭に閉じ込め、教育や労働の権利を奪った。夫を亡くした女性はこの戦争に疲弊した国で生活の重荷をひとりで背負うしかなかったが、彼女たちのほとんどは仕事のための技術をもっていなかった。

2百万人を超す未亡人たちは、そのほとんどが戦争で夫を亡くしたのだが、いまではこのタリバン後の国で生活している。そして仕事のための技術を持っていないか、ほとんど働いた経験のない者は、物乞いをせざるを得なくさえなった。カブールの埃まみれの道路は通常輸入中古車で渋滞しているが、そこでは女性が腕に赤ん坊を抱いて物乞いをする姿がいつも見られる。

全体で60人の未亡人が現在この学校で木工を学んでいるとFatimaは語った。そして、この学校はカブールの西の郊外のもっとも貧しい地域のひとつに位置し、生徒の大半はそこの住民であり、実際には収入を生み出すためのプロジェクトであるとも語った。

6ヶ月間の木工技術の訓練コースは無料である。

Fatimaは校長兼講師であり、彼女の他に2名の教師がいる。

中庭の大きなテントの下で、Xinhuaの記者は女性たちが教師の指導のもと3つのグループに分かれて忙しく働き、彼女たちの横には材木が積み重ねられ、2台の木工機械と新しく作られた家具が数個置かれているのを目にした。

Fatimaによれば、3か月の訓練で、生徒たちは小さなテーブルやテレビスタンド、椅子などを製作する能力を身につける。

もっと勇気づけられるのは、この未亡人のための木工学校が家具のマーケティング会社と契約を結び、生徒の作品を市場価格より少し安い価格で売ることができるようになったということである。

販売収入の半分は支援団体に返済され、残りの半分は生徒又は見習いの大工の収入となる。

「各生徒は月に平均2500アフガニ(約50ドル)を稼ぎます。」とFatimaは語った。「時には、運が良いと各自が15000アフガニ(約300ドル)稼ぐこともできます。」

Aziza(40歳)はここで勤勉な生徒として知られているが、彼女はこの学校が生活を向上させるのを助けてくれたことにたいへん感謝している。「私の夫は戦争で亡くなり、6人の子供を私一人で育てなければなりませんでした。」と彼女は語った。「長いこと私たちは物乞いと寄付された食糧に頼って生き延びるしかありませんでした。」

Azizaは学校に行ったことはなく、最初は木工コースについていくのが大変だった。

「私は心配し、木工職は女性には向いていないのではないかとさえ疑いました。」と彼女は語った。「でも最後には、仲間の女性たちの助けにより、能力を身につけました。自分の作ったものが家具会社に売られていくのを見るのは本当に幸せなことです。」

「もっとも重要なのは、いまでは自分が働いて自立できるのだという自信を持っていることです。」とAzizaは強調した。

この職業訓練学校の他の多くの女性たち同様、Azizaは自分の将来について自信を持っている。彼女はこの未亡人のための木工学校を卒業した後は、この戦争で荒廃した国で自分の仲間の未亡人達を助けるために同じような学校を運営したいと考えている。

タリバン政権崩壊後のアフガニスタンでは、喜ばしい変化や前向きな発展がある。6百万人以上の子供たちが学校に入学し、女性が政治的、社会的、経済的分野で力を持ってきたことなどがそれに含まれる。もっとも、この中央アジアの国が戦争の余波から完全に復興するにはもっと時間がかかると考えられている。